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プレ版:紙をはじめる

講師:萩原修(デザイン・ディレクター)
日程:2015/6/7(日)
会場:Impact Hub Tokyo

CORNERの記念すべき講座第一弾「紙をはじめる」。数多くの紙にまつわるプロジェクトを手がけるデザインディレクターであり、国立にあるつくし文具店の店主でもある萩原修先生と共に、紙について考える90分。紙やクラフトが好きな人、デザインについて知りたい人、印刷など紙に関係のあるお仕事をしている人など、多くの人が集まりました。

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まずは、紙に触れる

名刺、コピー用紙、ポストイット、画用紙、ティッシュ、和紙、チラシ、原稿用紙など日常の中で触れる様々な紙を触ってみるという体験を通して、それぞれの用途や質感の違いを体感。萩原さんが「自分が好きな紙を書き出して、同じテーブルの人と共有しましょう」と言うと、「透け感のある紙」「ざらざらした紙」など各テーブルごと、なんとなく気になっていた紙のあれやこれやとトークに花が咲きました。さらに、昨日1日で触れた紙という視点で、ふだん触れている紙についてあらためて考えたりしながら、そのバリエーションの多さを再認識しました。

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そして、紙の印刷と加工の歴史を知る

「そもそも紙とはどのように出来ているのか?」紙のつくり方や歴史、種類、色や機能、耐久性など紙そのものについてスライドを用いた講義で基礎を学習。活版印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷などの印刷技術や、裁断や折りなどの加工技術についても理解を深めることができました。

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さらに、紙をつかったデザインプロジェクトって?

生家である国立にある文具店を再生させ、みずから商品開発した「つくし文具店」のプロダクトや、美濃の和紙を現代風にリデザインした「かみみの」など、荻原先生がこれまでにディレクションをしてきた、紙をつかったプロジェクトのお話を聞きました。講座の終わりには、つくし文具店でも取り扱っている、一筆箋サイズの140字原稿用紙に講座の感想を書き発表をしました。萩原先生、CORNERスタッフも混ざって、真剣に140字という紙上のスペースに向き合う姿は、「紙」を考えた授業の終わりにふさわしい印象的な一幕でした。一言に「紙」と言ってもその用途は様々。デザインという行為が入ることで、新しいコミュニケーションが生まれるるのだということを深く実感する授業となりました。

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◆◆受講者の声◆◆
「色々な紙に触れながら講義を聞けて楽しかったです」(事務職・20代)
「紙そのものの歴史や成り立ちについて分かっただけでなく、紙でできるデザインのプロジェクトまで聞けて、紙の可能性を見直してみよう、という良いきっかけになりました」(デザイン関連・30代)
「それぞれの紙の質感や用途の違いが分かり、仕事で何気なくつくっていたDMやチラシも、紙を変えるだけでイメージアップに繋がるのかも、とアイディアが広がりました」(企画編集職・30代)

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    萩原 修

    HAGIWARA Shu

    デザイン・ディレクター
    1961年生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。大日本印刷株式会社、リビングデザインセンターOZONE を経て、04年に独立。「かみの工作所」「コド・モノ・コト」「中央線デザインネットワーク」「国立本店」「西荻紙店 」「てぬコレ」「かみみの」など独自のプロジェクトを企画・実施。 著書に「9坪の家」「デザインスタンス」など 。「つくし文具店」店主。株式会社シュウヘンカ代表。明星大学デザイン学部教授。