授業内容 授業内容

西洋美術入門(全5回)

旅行先や美術館で絵画を見るのは好きだけど、どんな意味があるのかは知らない、西洋絵画の鑑賞方法がわかるようになりたいという方のための、ゼロからの西洋美術入門講座。
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日 程:
  • 2016年6月11日(土) 14:00-16:00
  • 2016年7月3日(日) 14:00-16:00
  • 2016年7月17日(日) 14:00-16:00
  • 2016年7月31日(日) 14:00-16:00
  • 2016年8月14日(日) 14:00-16:00
授業料:
全回: 16,500円
1回 : 3,500円
講 師:
  • 藤原えりみ
場 所:

授業内容

知っているつもりで知らない!

西洋美術を見ていると、必ずと言っていいほど目にするキリスト教や神話を主題にした絵画。その美しさに感動することはあっても、歴史や宗教、文学、伝説などの背景を知らないと、意味を深く理解するのは難しいものです。

この授業では、主に15世紀〜17世紀の絵画を中心に取り上げて各絵画ジャンルの特徴を知ることで、西洋美術を知る上で欠かせない絵画の読み解きかたのポイントを学びます。

西洋絵画の歴史の中でも特に重要な作品の数々を、枠組みをおさえながら歴史の流れの順でじっくりと鑑賞することで、理解を深めていきます。

西洋絵画のジャンルとその特徴を知ろう

あまりに膨大で、どこから手をつければいいかわからない西洋絵画も、実はジャンルに分類して見ることができます。歴史画、肖像画、風俗画、風景画、静物画……と、その頃の絵画はジャンルごとにまったく違うテーマを表現し、驚くことに社会の中のヒエラルキーも異なりました。絵画における「格付け」っていったい何?というところから授業はスタートします。

グループディスカッションを交えながら進む授業の中で、自分のことばで作品について話してみたり、他の人の見かたを聞いたりするというプロセスを体験することで、難しいと思っていた西洋美術を読み解く力が徐々に育ってくるのを実感できるはず。歴史や宗教、作品が生まれた時代背景などを知り、一歩先を行くアート鑑賞をはじめてみませんか。

こんな方にオススメ!

◇絵の見かたを専門家に教わりたかった
◇なんとなく好きな美術作品はあるけれど、客観的に良さが分かるようになりたい
◇はじめてアートを学んでみたい
◇旅先でもっと美術館を楽しみたい

カリキュラムのご紹介

  • 1時間目

    6月11日(土) 14:00-16:00

    歴史画〜宗教画と神話画〜

    西洋絵画には歴史画(物語画)を頂点とするヒエラルキーがあります。私たちがごく身近に親しんでいる風景画や静物画は長いこと格下の絵画と考えられてきました。まずはその絵画の頂点に立つ「歴史画(物語画)」とは何か、というところから講座を始めていきます。

  • 2時間目

    7月3日(日) 14:00-16:00

    肖像画〜王侯貴族から名もなき庶民へ〜

    古代メソポタミアやエジプトから近世まで、権力者たちは威光を伝えるために肖像彫刻や肖像画を制作させてきました。写真のない時代において、肖像画は家族や一族の記憶の拠り所でもあったのです。17世紀になると庶民の肖像画も登場します。

  • 3時間目

    7月17日(日) 14:00-16:00

    風俗画〜日々の営みを描く〜

    16世紀中頃から、身近な生活風俗や季節ごとの行事、祭りや市場の情景などが独立した一枚の絵として描かれるようになります。詐欺師や怠け者の小間使いなどが描かれることもあり、教訓的な意味合いが込められていることもあります。

  • 4時間目

    7月31日(日) 14:00-16:00

    風景画〜理想の風景から身近な情景へ〜

    16世紀頃から、磔刑図のような宗教主題の背景に自然の情景が描かれるようになり、やがて主題そのものよりも広大な自然の風景が主体となっていきます。聖母子や神々のいる理想的楽園風景ではなく、身近な風景を描いた風景画は、17世紀オランダで生まれました。

  • 5時間目

    8月14日(日) 14:00-16:00

    静物画〜動かぬものたちの宇宙〜

    静物画の成立もやはり17世紀のオランダにおいてでした。なぜオランダでこのような絵画ジャンルが確立したかについては、宗教改革やスペインからの独立戦争などの歴史的な背景の説明が必要になってきます。当初は宗教的な意味合いが込められていた静物画が、やがて純粋な絵画のモチーフとなるまでを追っていきます。

講師のご紹介

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    藤原えりみ

    FUJIWARA Erimi

    美術ジャーナリスト。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(専攻/美学)。女子美術大学・國學院大学非常勤講師。著書『西洋絵画のひみつ』(朝日出版社)。共著に『西洋美術館』(小学館)、『ヌードの美術史』(美術出版社)。訳書に、C・グルー『都市空間の芸術』(鹿島出版会)、M・ケンプ『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(大月書店)、C・フリーランド『でも、これがアートなの?』(ブリュッケ)など。